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2025.04.11

「一般車両のビッグデータから路面評価(IRI/わだち掘れ量)を行う技術」が国内初のビッグデータ活用型技術として国土交通省の点検支援技術性能カタログに掲載

株式会社エイテック(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:久川真史)、トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:佐藤恒治)、朝日航洋株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:加藤浩士)、株式会社オリエンタルコンサルタンツ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:野崎秀則)、が4社共同で開発した「一般車両のビッグデータから路面評価(IRI/わだち掘れ量)を行う技術(以下 本技術)」※1が、このたび、国土交通省の点検支援技術性能カタログ(以下 性能カタログ)※2に掲載されました(2025年4月)。

本技術は、4社で応募した舗装点検・道路巡視の支援技術に関する公募(2024年8月)の試験を踏まえ掲載されたものです。

 

性能カタログは、道路分野における新技術導入促進方針案(2019年12月)に基づき、構造物点検等での新技術の積極的な活用を図るため、一定の水準をクリアした活用可能な技術の性能値等を掲載したものです。

なお、本技術は、性能カタログに掲載された技術のうち、国内で初めて舗装点検のための現地走行が不要なビッグデータ活用型の技術として登録されました。

 

【本技術の概要について】

本技術は、一般車両の走行履歴から自動収集、蓄積、記録されるタイヤ回転速度などから舗装の維持管理指標であるIRI及びわだち掘れ量※3を評価するもので、従来の点検手法と比較し、2割以上の工期短縮とコスト削減を実現可能です。

2025年3月現在、国や都道府県、市町村などの管理道路を中心とし20を超える団体において活用されています。

 

【今後の展開】

本技術を活用し、道路舗装の効果的、効率的な維持管理手法を提案してまいります。

図 ビックデータ活用型の舗装点検技術

 

 

 

※1 「一般車両のビッグデータから路面評価(IRI/わだち掘れ量)を行う技術」 https://www.mlit.go.jp/road/tech/pdf/catalog-hosou0043.pdf

※2 点検支援技術性能カタログhttps://www.mlit.go.jp/road/tech/hosou-list.html

※3 舗装点検要領(平成29年3月 国土交通省道路局)における舗装管理指標のうちの2つ https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/yobohozen/tenken/yobo28_10.pdf

 

 

エイテックの保有技術としては、本技術の他に橋梁など各種インフラの点検、現況調査に活用可能な下記の点検用ドローンがカタログに掲載され、実務で幅広く活用されています。今後も点検作業の効率化、低コスト化を実現できるように取り組んでまいります。

【国土交通省・点検支援技術性能カタログに掲載】

・BR010030-V0324:球体ガードと360°カメラを搭載したドローンによる橋梁点検

・BR010032-V0324:水面フローターと360°カメラを搭載したドローンによる溝橋点検

・BR010064-V0024:非GNSS環境におけるTS誘導ドローンを活用した橋梁点検支援技術

【国土交通省・港湾の施設の新しい点検技術 カタログに掲載】

・ジンバルカメラ搭載水上ドローンによる港湾構造物下面の点検

 

 

<本件に関するお問い合わせ先>

株式会社 エイテック

TEL: 03-6311-8151 FAX:03-6311-8155

URL: https://www.kk-atec.jp

統括本部 事業管理室 吉本