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2020.06.23
新型コロナウイルス感染拡大防止としての「在宅勤務に関する実態アンケート調査」を行いました。
株式会社エイテックでは、2018年から社員と会社が協働してよりよい働き方を開拓・模索する「働き方開拓」の一環として、在宅勤務を含むリモートワークを運用してきました。そして、このたびの新型コロナウイルス感染症を受けて、さらなる在宅勤務拡大のための制度設計や基盤整備を進めてきました(表1)。今後も感染拡大防止だけでなく、ワークライフバランス改善の観点から、在宅勤務を定着させていきたいと考えています。そこで、このたびの在宅勤務の実態を把握するために、全社員を対象にアンケート調査を実施しました(実施期間:2020年6月1日~8日、回収数:111人)(表2)。
表1:当社における在宅勤務の実績と基盤整備
<新型コロナウイルス感染拡大防止としての対応> ・緊急事態宣言中 :在宅勤務率8割以上を目標(GW中:東京・兵庫オフィスの休所) ・現時点 :出勤率50%を目安に在宅勤務体制を維持 <制度・基盤整備> ・新型コロナウイルス感染拡大防止対策ガイドラインを策定 ・光熱費の一部補助 ・ノートPC、Wi-Fiルーター、VPN、リモートデスクトップ等の拡充 ・全社員へのスマートフォン支給(第2波、第3波への備えとして準備中) <在宅勤務下での業務マネジメント> ・毎日チームミーティングの開催(ウェブ会議でのFace to Face夕礼) ・毎日勤怠管理システムの入力 |
表2:在宅勤務アンケート調査結果の概要
・ 在宅勤務の利用は全社で78%。特に東京オフィス95%、兵庫オフィス90%であった。 ・ 在宅勤務のメリットは、通勤がなくなったことによる「満員電車によるストレス緩和」、「仕事への集中力の向上」、「睡眠時間の増加」、「家族との時間の増加」が最も多かった。 ・ 仕事の集中度については、在宅勤務の方が「集中できる」または「オフィスと同程度」との回答があわせて76%あった。一方で、「低くなる」との回答24%のほとんどの要因は「仕事部屋がない。子供がいて集中できない」であった。 ・ 在宅勤務時に不都合が生じた場面としては、「主務業務(捺印・申請・経費精算・勤怠管理等)」が39%で最も多く、ついで「品質確保・工程管理の難しさ」が30%であった。一方で、「プロジェクトメンバーとのコミュニケーション、就労管理等の業務遂行」で不都合が生じたとの回答は20%にとどまった。また、「対発注者とのやりとり(資料提出・打合せ等)」でも不都合が生じたとの回答は15%であった。 ・ 自宅の環境整備に対する要望では、「プリンタ等の印刷環境(出力しての図面チェック等のため)」、「デスクトップモニター/デュアルモニターの設置(設計図面作成・数量計算等のため)」、「ファイルアクセス・データ転送速度の改善(3D等のビッグデータを使用するため)」が上位に挙がった。 ・ 適切な在宅勤務日数としては、「日数は決めず必要な時に出社すればよい」が38%と最も多く、次いで「1週間5日のうち2~3日」が35%であった。「緊急時のみに限定すべき」は10%と低かった。 |
当社では、今後も定期的にモニタリングしながら、より円滑な在宅勤務の運用に努めてまいります。