社長挨拶

株式会社エイテック(A-TEC)は、平成21年に、株式会社ワールドと株式会社オリエスセンターが合併して誕生いたしました。
株式会社ワールドは、関西、中国地方を中心に、社会インフラの整備事業において測量、調査・設計を主な業務として実施しておりました。株式会社オリエスセンターは、調査・設計、施工管理を主な業務としておりました。
この2社が合併することで、測量から調査・設計、施工管理まで、社会インフラ整備にかかわるサービスを総合的に提供できる体制になりました。

 

さて、わが国の社会インフラは高度成長期に集中的に整備されたため、その老朽化が問題となっています。さらに、出生率の低下によりわが国は人口減少社会に突入し、さまざまな分野で担い手の不足が懸念されています。
このような状況において、既存施設の価値と機能を再評価・再整理し、集約化や長寿命化を図るとともに、社会インフラの運用や維持管理・補修工事の効率化を図ることが社会的な要請となっています。そして、これらを推進するためには、自動化、省力化に着目し三次元の空間情報やAIなどのICTの活用が不可欠です。

前述のとおり、エイテックは測量(空間情報)から設計、施工管理までの技術を有しており、それを基盤として国の推し進めているi-Construction(建設現場の生産革命)や維持管理の高度化に取り組んでいます。
具体的には、地上レーザースキャナによる三次元計測結果から既設構造物の図面を復元し、さらに三次元モデルを作成して維持管理に活用しています。また、ドローンに搭載した3Dレーザースキャナで地形や斜面を安全にかつ効率的に計測し、道路設計や防災業務に活用しています。その他、目的に応じて航空機からの計測や車載型のレーザースキャナを活用し、各種の調査・設計に活用しています。
今後は、調査・設計、施工、維持管理の各段階での活用にとどまらず、それらをつなぎ、社会インフラのライフサイクル全般で三次元データの利活用を進め、サービスの充実と高度化を図っていきます。

 

Advanced Technology Enables Comfortable Life(先進の技術が可能とする豊かな生活)の実現に向け、これからも挑戦しつづけてまいります。

代表取締役社長 橘 義規